亡き母が書いたものです。

昨年末に、誰も住んでいない実家に行った時に玄関で見つけました。母が亡くなって明日で五年になります。亡くなる一年程前に我が家にやってきて最後を一緒に過ごしました。実家は昔の造りで、玄関から裏までが土間続きになっています。母はいつも家の一番奥の台所に居ることが多く、来訪者にこの言葉を書いたのだと思います。古い家。玄関を開けると土間。そして板の間。そこに置かれていました。懐かしい母の字です。父が亡くなってから五年間を、小さな体で一人で暮らしていました。二つの松ぼっくり。母が置いたのでしょうか。いいなあ。。父と母はとても仲がよく いつもお互いを思いやっていました。見習わねば。 母が亡くなる少し前、うわごとで言った言葉「おじいちゃ、イカん煮えてるでの、食べての」。今頃はずっと一緒にいる事と思います。短歌も出てきました。『立春も過ぎたと言うのにこの寒さ 何時になったら春が来るやら』 おばあちゃ、もうじきだよ。。