阿吽(あうん)の呼吸、とでも言うのでしょうか。

このフタリ、実に動きに無駄がなくて、、。犬は、小山が少し下を見て膝を曲げ始めた時点でダッシュをかけます。小山は、犬が置いて行ったボールを手に取り、走り出した犬の方向、速さに合わせ、なおかつ波の割れ目を避けて、投げます。これが上手い。この日は、波がいつもより大きかったのですが、白波に呑まれることなく、犬の走る先の的確な位置にボールを落としていきます。私の頭の中は「道のり=速さ×時間」という公式が浮かんできて、こんな時に使うのかなあ、と。 小山に聞いたら、「感覚だ。愛情だ。」とでも言うのでしょうか。重なり合ったフタリの影が、これまた楽しそうで、、。